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| 【小早川】 |
まずは、藍綬褒章受章おめでとうございます。 |
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| 【中村】 |
ありがとうございます。昨年11月18日に受章式がありまして、東京のインターコンチネンタルホテルで塩谷文部科学大臣より章をいただき、その後、皇居にも参内いたしました。その時、北京オリンピック代表の北島選手や女子ソフトボールの選手たちも一緒だったんですが、彼らが受章した紫綬褒章は自らの実力と活躍でいただいたもの、私のはいわば「団体賞」だなと思っています。 |
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| 【小早川】 |
団体賞といいますと? |
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| 【中村】 |
中村学園の職員や私立大学協会の方々をはじめ、いろんな方の顔が浮かびます。今回はそうした方々の代表として章をいただきました。もちろん地元の皆様方の長年のお力添えにも深く感謝しております。 |
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| 【小早川】 |
学園創立者の中村ハルさんについてはいろいろ聞き及んでおりますが、素晴らしい方だったですね。福岡相互銀行(現・西日本シティ銀行)創業者の四島一二三さんも、ハルさんは一つのことを一生懸命やれる人だ、そうした人には徳がある、と言ってらっしゃいました。 |
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| 【中村】 |
ありがたいですね。ハルはずっと学校で教えていて、自分で料理学校を作ったのが昭和24年、学校法人中村学園設立が昭和29年、69歳の年でした。当時は女性経営者にはお金を貸してくれなかった時代でしたし、しかも高齢で教育畑の人間ですから、よくぞ融資していただいたと思いますね。
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| 【小早川】 |
四島さんは人を見て、と言うより、その人の手を見て貸したそうですよ。働いてきた手は見ればわかる、手が荒れた人は絶対いい、信頼できると。中村ハルさんの手もガサガサしてらしたんでしょう。
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| 【中村】 |
それはもう、教育と料理研究の毎日でしたから。ハルは色紙を頼まれると、よく「努力の上に花が咲く」という言葉を書いておりましたが、その通りの人生を送った人でした。中村学園では、単位を全部点数化して、その学年で最高点をとった学生に表彰状と金メダルを出しておりますけれども、メダルの表は中村ハルのレリーフで、裏はその言葉を刻んだものなんです。
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| 【小早川】 |
今、大学経営も少子化で本当に大変で、学生の獲得のために大学が奨学制度を設けて授業料を減免したりと、半ばディスカウント合戦みたいになっていますが、大学は自ら努力して学び、人間を磨く場であるという本分を、学生も大学側も見失ってほしくないですね。「努力の上に花が咲く」のほかに、中村さんご自身が大切にされている言葉はありますか?
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| 【中村】 |
私は「梅咲き、天下春」、梅は天下の春に先駆けるという言葉を座右の銘の一つにして、毎年、正月に思いを新たにしています。梅のように清らかに、創造性をもって生きていきたいと思います。
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| 【小早川】 |
混沌としたこのご時世ですから、次の時代のための教育がますます重要になってきます。これからのご活躍に期待いたします。
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| 【中村】 |
藍綬褒章受章以来、12月に初孫が生まれ、今年1月には給食事業を展開している中村学園事業部が創立50周年を迎えるなど、公私ともにめでたいことが続きました。いずれ苦しい局面も来るでしょうが、いずれにせよ自分は「教育」という世界で、さらに精進していく覚悟です。
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| 【小早川】 |
本日はありがとうございました。
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<聞き手>
(社)福岡県中小企業経営者協会 会長
小早川 明德 氏
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