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| 【神代】 |
支店長は福岡に来られて半年だそうですね。初めての福岡の印象はいかがですか? |
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| 【河野】 |
非常に明るく開放的で、活気のある街だと思います。それに、非常に気さくな方が多いですね。 |
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| 【神代】 |
今、原油が随分値上がりし、それに関連していろんな物資の値上がりも顕著に出てきました。外部からは福岡は元気だと見られているようですが、じわじわと景気の悪化を感じております。 |
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| 【河野】 |
おっしゃる通り、原油あるいはそれ以外の原材料が上がって、コストアップが足もとで激しくなっています。一方でそのコストアップ分を販売価格に思うように転嫁できていないところが多く、企業収益が圧迫される。そういう意味での景気の減速が起きているということだと思います。 |
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| 【神代】 |
中小企業が良くないということでしたけれども、 最近は大手もおかしいという感じですね。 |
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| 【河野】 |
川上・川下とよく言いますが、やっぱり川下の企業のほうが競争が厳しいですし、一番川下にいる消費者の所得の伸びが鈍いものですから、全体的に川下の企業の方が大変だという感じがあると思います。
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| 【神代】 |
優大企業は一時、景気がいいと言われていましたけれども、実際はそれは、国内の売上げがいいということより、外国での収益が貢献しているということだったんでしょうか?
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| 【河野】 |
それは非常にあります。一つは企業が海外に直接投資をかなりやっていて、それが実を結んで、海外からの配当所得みたいなのがかなり伸びているということがあります。もう一つは為替相場ですね。去年から今年にかけて、対ドルでは若干円高になってきていますが、たとえばユーロは今、円に対して非常に高くなってますよね。ですから、ドル以外のすべての輸出相手国の通貨を全部ひっくるめた実効為替レートも含めて見ると、為替相場全体としては引き続き、輸出についてはフォローの風が吹いている状況です。海外からの利益がそういう環境にも支えられて好調に推移してきたということでしょう。中小でも直接輸出されているところ、輸出企業に結びついているようなところは、売上げの伸びが高い企業さんもいらっしゃると思いますが、全体的な傾向としては内需型のほうが厳しいという状況ですね。
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| 【神代】 |
今後、いわゆる個人消費の動向というのは、どういうふうになっていくんでしょうか。
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| 【河野】 |
まず、消費マインドが今年に入って悪化しています。消費者態度指数とか、どの統計を見てもほとんど悪化してますね。しかしその割に、消費の統計が示すデータは、今のところそれほど悪化していません。ただ、消費の中身を見てみると、たとえば百貨店の売り上げなんかは良くない一方で、薄型テレビとかデジタル家電製品みたいなのは結構好調だとか、商品の中で相当良し悪しがありますし、やっぱり足もとの値上げが大きいですね。この影響がどう出てくるのかは、今後、注意して見ていかなきゃならない点だと思います。
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| 【神代】 |
今後の九州経済の目指すべき方向に関して、どういうふうに見ておられるでしょうか。
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| 【河野】 |
地域経済を今後どうしていくかということを考えた場合に、地域間競争がグローバルなレベルで非常に激しくなってきている事実が厳然としてあります。そうした地域間競争に勝ち抜いていくには、やっぱりその地域の強みを生かすかが大事だと思うんです。九州の場合は九州の強み、それは九州の中でも場所によって違うと思うんですけれども、それをいかに生かし磨いていくかがポイントではないでしょうか。
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| 【神代】 |
九州の中でも福岡の位置関係から言って、やはりアジアとの関係をどうしていくかが、今後の一つのカギだと思うんですが。
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| 【河野】 |
川上・川下とよく言いますが、やっぱり川下の企業のほうが競争が厳しいですし、一番川下にいる消費者の所得の伸びが鈍いものですから、全体的に川下の企業の方が大変だという感じがあると思います。
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| 【神代】 |
優大企業は一時、景気がいいと言われていましたけれども、実際はそれは、国内の売上げがいいということより、外国での収益が貢献しているということだったんでしょうか?
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| 【河野】 |
それは非常にあります。一つは企業が海外に直接投資をかなりやっていて、それが実を結んで、海外からの配当所得みたいなのがかなり伸びているということがあります。もう一つは為替相場ですね。去年から今年にかけて、対ドルでは若干円高になってきていますが、たとえばユーロは今、円に対して非常に高くなってますよね。ですから、ドル以外のすべての輸出相手国の通貨を全部ひっくるめた実効為替レートも含めて見ると、為替相場全体としては引き続き、輸出についてはフォローの風が吹いている状況です。海外からの利益がそういう環境にも支えられて好調に推移してきたということでしょう。中小でも直接輸出されているところ、輸出企業に結びついているようなところは、売上げの伸びが高い企業さんもいらっしゃると思いますが、全体的な傾向としては内需型のほうが厳しいという状況ですね。
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| 【神代】 |
今後、いわゆる個人消費の動向というのは、どういうふうになっていくんでしょうか。
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| 【河野】 |
アジアとの関係という意味では、九州は非常に有利なポジションにありますし、歴史的にも随分、蓄積があると思います。ただ、今は内需が悪いものですから、日本中の他の地域も一斉に、これから外需で伸びる期待があって、しかもアクセスが容易なアジアの需要を取り込もうとしています。ですから、やっぱり九州、福岡も、今までの有利なポジションをさらに発展させていく努力が必要でしょう。よそが競争力を高めてきていますので、その点でぜひがんばっていただきたいと思っております。
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| 【神代】 |
今日は本当にありがとうございました。
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<聞き手>
(社)福岡県中小企業経営者協会
副会長 神代 昌幸 氏
福岡建物株式会社 代表取締役
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