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| 【池 内】 |
まずは、受賞おめでとうございます。全国8地区1,100人の応募の中から頂点に選ばれたのは、素晴らしいことですね。
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| 【平 山】 |
都会で忘れられているものが、壱岐の島には残っています。そんな田舎の豊かさ、島の恵みを多くの人に残したいという思いから今までやってきて、今回その形をプランとして発表しました。これまでの実績が7割、これから進んでいくところが3割のプランです。
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| 【池 内】 |
旅館の社長を務めながら、今回のプランの母体となった「壱岐もの屋」というネットショップもやってらっしゃるんですよね。 |
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| 【平 山】 |
旅館の方は社長という肩書きはあるものの、実働は義父母や義弟で、私は「壱岐もの屋」の方が主力です。5年前に長男の嫁として壱岐に来て、私の目には珍しい、色々な食材を見るうちに、これでこういうものを作ったら美味しいのにとか、とれたてを翌日直送したら喜ばれるだろうとか思い始めて。今は旅館のレシピにも頼りながら、直接、生産者から譲り受けたものをすぐに厨房で加工して、少しずつネットで売っています。 |
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| 【池 内】 |
今回の次世代型対面販売のアンテナショップを東京に出店するというプランは、それをリアルな店舗でということですか? |
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| 【平 山】 |
ネットでの支持がそのままリアルな店舗の支持につながるとは考えていません。ネットショップのお客さんで、商品に対する意見をたくさん寄せてくださった方が、壱岐のモノを自分で売りたいと、1年前に芦屋に画廊風のお店をオープンしてくれたんです。彼女はジュエリー屋さんなのでその
店では壱岐の野菜や豆腐なんかと高価なジュエリーとが、うまくマッチングする形で、本当に画廊のように並んでるんです。野菜もジュエリーも、同じ原石だからという発想なんですが、これがモチーフになりました。
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| 【池 内】 |
食と宝石のコラボレーションというのは珍しいですね。今度は東京都内へ出店ということですが、やはりどこかとのコラボレーションですか。
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| 【平 山】 |
東京に関しては私の起業案なので、自分でやろうと思っています。ただ場所が問題ですね。私は東京の港区の出身で、東京の人のお金の使い方というのが何となくわかっています。選考を通過していく間にいろいろアドバイスも頂いて、ハイソなエリアより、下町とか郊外の、まだ人と人の繋がりが生きているような場所の方がいいのではと考えるようになりました。東京では近郊農業もすたれているし、本当に素材の良い旬な食材を、あまり利益を求めず、できるだけコストを下げて売って、壱岐のこと知って頂きたいんです。商品の原価なども含めてよく知ったオーナーが、その背景にある物語を一緒に、お客さんに手渡しする。だからこその次世代型対面販売なんです。そうやって壱岐の島自体をうまく民間でブランディングしていくこと、それが命題です。
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| 【池 内】 |
物語というのはいいですね。地方は財政難や高齢化で閉塞感が強いですけど、そこにブランドが成立し、新しい情報発信ができれば、地方の活性化にもつながりそうですね。ところで、子育てと仕事の両立の面ではいかがですか?
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| 【平 山】 |
3歳の双子と5歳の子の3人いるんですが、恥ずかしながら時間の管理が全くできてません。主人は東京で仕事なので、ずっと別居ですし、農家のおばちゃんにベビーシッターを頼んでいるのと、義母の女将の全面的協力があって、何とかギリギリでこなしています。でも、壱岐はコミュニティ
の密度が濃くて、子育てには絶対にいい環境です。壱岐に来る時、主人から「壱岐で都会的な寒々しい考え方が直るかも」と言われたんですが、本当にそれを実感していますね。
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| 【池 内】 |
都会と田舎の両方の強み、そして弱みも知っていらっしゃる平山さんだからこそ、都会と田舎の架け橋になれるのではないかと思います。
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| 【平 山】 |
そうですね。今、都会の方がどちらかというと元々の地域の力がないため、地方の方がまだ元気があります。私は、主人が育った壱岐に恩返ししたいという気持ちで壱岐に来ましたが、今度のことで東京にも恩返しをしたいという気持ちも出てきました。
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| 【池 内】 |
応援しています。がんばってください。
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