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| 【濱 砂】 |
このたびは創立20周年おめでとうございます。5月10日行われました創立20
周年記念式典も大変素晴らしかったですね。安部昭恵首相夫人と参列者の方と100本の松苗を植樹したときなど、大変感動的でした。今、20周年も迎えてどのようなお気持ちですか。 |
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| 【川 口】 |
毎年毎年、松苗を植えてきたら20年になったというだけのことで、肩肘はらずに楽しくやってきたから続いたんでしょう。気張らないで楽しくやってきたから続いたんだと思います。いろんな人に出会えるのが楽しかったし、知らないことがあまりにも多くて、それを知るのも楽しかったですね。 |
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| 【濱 砂】 |
人工海浜公園として造成された百道浜を「自分たちの手で松の植樹をし、松原を復元しよう」と昭和62年から植えられた松も、3万4000本以上になるそうですね。 |
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| 【川 口】 |
博多湾沿岸の松は江戸時代から植えられてきました。都市化ともに衰退の一時をたどり私たちはその歴史を受け継いで、これがまた100年、150年と夢を繋いで夢を語り愛を植えてきたのです。心と心をいかにつないでいくかがテーマでなんです。メンバーに女性が多いのも良かったと思います。女性には、この活動は自らが生んだ命を育てるのと一緒という感覚が基本的にあって、それが生態系を育て、一緒に成長していくことにつながりますから。 |
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| 【濱 砂】 |
百道浜の松は今、どのようになっているのですか。何もなかった海岸沿線の百道浜を今のような状態にするには、相当なご苦労があったのではないですか。
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| 【川 口】 |
随分大きくなって、松原らしくなってます。台風で折れたり、枯れたりした松も専門家と話し合って、20年目にきちんとしました。ただ、松原の存在を知らない人が多いし、来る人も少ないんです。すばらしい場所で、夕日もきれいなところだということを、福岡市民の皆さんにぜひ一度足を運んでもらって、知っていただきたいと思います。すばらしい海岸があるのを見て、今後のことを考えてほしいですね。
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| 【濱 砂】 |
毎年恒例の植樹会には個人から団体、そして企業に行政と数多くの方が参加されるそうですね。ご協力していただいた方は相当な人数がいらっしゃるのでないですか。
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| 【川 口】 |
企業は100社ぐらい。ライオンズクラブをはじめグループや団体の名も寄付をいただいた方の名簿にたくさんありますし、個人の方も本当に相当な人数だと思います。しかも全国から。それに中国や韓国の方もいます。やはり松原の風景は皆さんの心の中にあって、それを思い出されるんじゃないかしら。
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| 【濱 砂】 |
この度発行された20周年記念誌にも多くの方からメッセージを頂いてありました。多くの方々に支えられて、また多く方々とともに発展されてきたんだなと感じました。しかし、今はふるさとの風景もなくなりつつありますね。
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| 【川 口】 |
昔、百道の浜へは子どもたちと泳ぎに行ったり、朝はアサリ貝を掘りに行って、それでおつゆを作ったりしたんですよ。でも、福岡は転勤族の多いところでしょう。私はPTAもやってましたので、小学生たちにふるさとは何なのかを考えてほしくて、昔の生活用品を見せたり、資料を調べさせたりしました。ふるさとは自分が生まれた場所じゃない、今、自分たちが住んでいるところがふるさとなんだと教えたかったんです。
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| 【濱 砂】 |
20周年記念誌で拝見しましたが「こどもの環境交流会」ということで空き缶の回収や川の調査を子どもたちと一緒になっておやりになっていますね。
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| 【川 口】 |
空き缶回収は「10万人大作戦」。各地のお祭りに行って看板を立てて、空き缶1個1円で回収しました。子どもたちは、お父さんが飲んでる途中のビール缶まで持ってきたりしてましたから、お祭りが終わった後は、空き缶が全然なかったですね。川の調査は小中学生合わせて1万人が参加したので「1万人大作戦」と名付けました。博多湾には100以上の水系あり海に流れ込んでいて、10年前は川からのゴミで海はびっくりするほど汚れてたんです。ちらしを作って配ったり、大学の先生を呼んで学習したりと下準備して、PTAに子どもたちを参加させてもらうよう働きかけ、みんなで川の水質調査をして地図を作りました。これは今も続いていて、もう10年になります。川に関心を持ってもらったのは、とても良かったですね。
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| 【濱 砂】 |
「交流」と「実践」という2つの基本姿勢のなか、20年という歴史を刻み、様々な活動を行われてきました。川口理事長の情熱と志の高さ、また社会に対する貢献度は尊敬の眼差しでいっぱいです。これからの夢を教えてください。
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| 【川 口】 |
教育ですね。今、あまりにも文化が親から子へ伝わっていません。特に人間として生きるための生活に関わる部分で、日本の歴史がきちんと教えられてないですね。その結果、なんとかしたいという想いから大学生と一緒に「森の大学」というものを作りました。学校の周りに木をたくさん植えて、それが森になっていくから「森の大学」と名付けました。今の社会には矛盾があるけれど、それを一人一人が考えること。個として考えてしていき、上から下へ教えられるんじゃなくて、共に学ぶことが必要だと思います。
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| 【濱 砂】 |
次々にやりたいこと、発想がわいてきて、活動はまちづくりにまで広がっていまね。 |
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| 【川 口】 |
ええ、自動販売機の調査もやりましたし、放置自転車の調査もしました。その中で、市民の発想と行政の発想にはズレがあると感じています。行政は制度と組織の中でやらないといけない、市民は自分たちの生活実感から発想する。そこをどうバランスよく、連携しながら日本の暮らしを守っていくのかが今後の課題だと思います。
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【濱 砂】 |

<聞き手>
(社)福岡県中小企業経営者協会
理事 濱砂 圭子 氏
((株)フラウ 代表取締役社長/編集長)
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お手伝いできることはさせていただきたいと思います。本日は、ありがとうございました。
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